ビギナーズラックにも助けられ、

ナンパレポ.1、2と連れ出しに成功するも、

まだ憧れの【即】を経験できずにいたヤギ。



ナンパ歴たった2回のド素人だが、

「即を決めてみたい!」

と日に日に強く思うようになっていった。



モチベーションはとめどなく溢れ、

仕事の合間や帰宅後もがっつりナンパの勉強。

さらに多くのナンパ師たちが、

自分磨きの一つとして取り入れている

「筋トレ」も少しずつ始めていった。



そしてナンパレポ.2から2週間後。

相方のハトメンと3度目の出撃。

今回は前振りからも分かるように

「セ〇クスでクロージング」
※即日エ〇チを目標にすること

をテーマに挑む。



前回同様、

Cafe barでビールを1杯飲みながら、

30分ほど打ち合わせ、

いざ出撃!



夏も本番といったところか、

いつもは時化た繁華街もかなり賑わっている。

田舎のナンパ市場は夏が書き入れ時なのかもしれない。



声掛け対象が多いため、

いつもより良いテンポで2,3組声掛け。

が、軽くあしらわれる。

しかも粘る気にならない。



理由は明白、相手のスト値が低いから(平均4.5)

声掛け慣れしたせいだろうか?

ヤギの目は確実に肥え始めていた。
(↑まだ一人もセ〇クスできてない癖に)

これじゃいかん!

気を取り直し、

モチベーションが湧く2人組を探す。



少しゆっくり歩いていたヤギらを、

2人組が追い抜き、

沖縄料理屋の前で止まった。

横顔しか確認できないが、

1人はスト値5.5とまずまず、

もう一人はスタイルも良く相武紗季似、スト値7はある!

すぐに近づく。

会話が聞こえてきた。



5.5「ちょっと!お店休みなんだけど!」

7「ええー!海ブドウ食べたかったぁ...」


ここだ!


ヤギ「こんばんは」

7「こんばんは~...」

ヤギ「海ブドウ食べたいんだ?」

5.5「そうなんです」

ヤギ「探しに行こw」

5.5「どこか知ってます?」

ヤギ「知らんwなかったら普通のブドウ食べようよw」

5.5「ええーw適当w」

ざっくりこんな感じでオープン成功!



今まで事前にオープナーを用意していたが、

初めて状況に合わせたアドリブで声掛けできた。

ナンパ師として一歩成長できた気がして嬉しかった。

やっぱり「声掛けたい!」

って気持ちが強い相手だと、

脳も舌も良く回る。



結局海ブドウは早々に諦め(笑)

モヒートが飲みたいとのリクエストで

ナンパレポ.2でも利用したカクテルBarに連れ出し。



前回の反省を活かし、

オセロ式に座らせようとしたが、

7「私は5.5ちゃんの隣が良い!」

とグダられ、お見合い式でスタート。


ハト  ヤギ
 ●  ●
----
テーブル
----
 ○   ○
5.5  7


簡単な自己紹介をして、

女性が喋りたくなるような話題を振り、

盛り上がってきたところで、

恋愛の話に。



意外だった。

7「もう2年は恋人いない」

5.5「ア〇リカ人の彼氏がいます」

聞き間違えたかと思った。

そこからはしばらく5.5への質問攻め。



2人とも海外旅行が趣味で、

英会話はペラペラ。

2人で3カ国旅行したらしい。

5.5は英語の勉強になるからと

仕事の他に外国人が集まるBarでバイトするほど。

そこで知り合ったのが今の彼氏。

白人高身長イケメン彼氏の写真も見せてくれた。

5.5はスト高ではないが、

スペ高(スペックの高い女性)だった。



いきなりだがヤギは英語がすさまじく苦手だ。

中学時代、初めて英語を担当した教師が死ぬほど嫌いで、

反抗しきったまま卒業してしまい。

基礎で躓いたまま挽回できず、

高校、大学も赤点をギリギリ免れる程度。

英語コンプレックスを抱えたまま、今に至る。

海外旅行にすら行ったことがない。



そんなヤギにとって5.5のエピソードは、

聞いているだけでアレルギー反応を起こしそうな内容だった。




はずなのに。




不思議なことに、楽しんで聞いているヤギがいた。

自分に驚いた。

そして瞬時に悟った。



『女性に日和らない確固たるフレームを持つ』

『女性の発言すべてをポジティブに変換する』

ナンパの勉強をする過程で、

このマインドを沁み込ませたおかげだ。



女性の一言一句に動じない。

余裕を持ち、全てを楽しむ。

今までのヤギとは一味違うのだ。



彼氏持ちと告げられようとも全く気にならない。

上手く彼氏への不満を吐き出させれば、

むしろチャンスだと思えるようになっていた。

こんな心境だったからか、

スト高の7よりも5.5を狙ってみたくなっていた。



1時間半ほど飲んだ後、

お決まりのビアBarに移動。

今度はオセロ式で座る。


 7 ハト
 ●  ○
----
テーブル
----
 ○  ●
ヤギ  5.5


5.5の隣を確保。

がっつりラポール形成に取り掛かる。

気でいたのだが。

ハトメンがヤギと5.5の会話に入り、

7が置き去りになってしまった。

仕方なく7のフォローに回る。



思えばハトメンに、

5.5狙いだと言うことを伝えそびれてしまった。

ヤギの失敗、連携不足。



何とか5.5と1:1の流れに戻り、

恋愛トーク。

彼氏の話を聞いていると、

「たまにこっちの意図が伝わらなくて、会話を流してしまう時がある。」

「(ヤギたちと)こうやって日本語でコミュニケーションとってると、日本人と付き合った方が楽しいかもって思えてくる」

とポロリ。

こういう言葉は素直に受け取ることにしている(笑)

もはや誘い待ちと判断。



5.5がトイレに向かった後、

出てくるタイミングを見測り、

ヤギもトイレの前へ。

小さなBarのため、トイレは男女共用。

ドアが開いた瞬間、

5.5が出てくる前に自分も中に入りドアを閉める。



5.5「なになにw」

ヤギ「この後2人で飲み行こう」

5.5「いいよw」

心の中でガッツポーズ...!

今になれば、

我ながら大胆なことをしたと思う(笑)



今夜は貰ったとニヤつく顔を整え、

トイレから戻り、

会計を済ませ、

全員でLINE交換。



店を出てすぐに、

ヤギ「ちょっと5.5借りるわ!」

7「は?私聞いてない」



!!!??



ひ、怯むな...



ヤギ「5.5にはオッケー貰ったんだけど^^;」

7「5.5ちゃんいないなら私帰る!」

ハトメン「・・・」

ヤギ「・・・」

5.5「・・・じゃあ帰ろっか」

ゲーーームセット!!!



【振り返って】

■良かった点

・シチュエーションを生かした声掛けができた

・コンプレックスをいなし、和みを継続できた

・セ〇クスでクロージングするために、ゴールを意識して進行できた



■悪かった点

・相棒との連携不足
→早い段階でそれぞれの狙いを共有するべきだった

・セパレートの準備不足
→相棒にもう片方を誘ってもらい、お互いセパレートするよう決めておくべきだった

・5.5を持ち上げすぎて、7の満足度が低いまま終わったのかもしれない
→コンビで動いている以上、全体の満足度を意識しなければいけない



■総評

ヤギの立ち回りが完全にソロプレイだった。

相棒へのフォローもなければ、

意思の疎通もとっていない。

『即』という個人の成果のみを追い求めた結果、

最後の最後でツケが回ってきた形だ。

コンビを組む以上、

お互い幸せになれるよう努めるべきだとわかった。

結局それが自分の幸せに直結するんだと思う。



まさかの電撃解散後、

ハトメンと軽く反省会をしている最中、

5.5にLINE。

終わりが終わりだっただけに心配していたが、

次がありそうだ。

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