某日

漫画版「僕は愛を証明しようと思う。」に出会い、

激しくナンパしたいと奮い立ってから約2週間。

仕事中すらも同僚の目を盗み、

基礎からがっつり勉強。

満を持して、いざ出陣!



19時を回った頃、

地元の繁華街へ。

これまでも人生で10回ほど友人とナンパしたことはあった。

もちろん

「お姉さん可愛いねw飲み行こうよw」

なんて浅はかな声掛けで。

そんなのノーカンで良いだろう。

恋愛工学
の理論に則り、

ソロで口説きにきた今日が俺のデビュー戦だ!

意気込みそのままに、時化た地方の繁華街で1人歩く女性を探す。



い、いねえ...

分かっちゃいたがここはド田舎。

繁華街と言ってもすれ違い様ぶつかるような人込みなんて、

年数回お祭りくらいでしかできない。

ナンパ初心者が最初に乗り越えるべき壁、

「地蔵(緊張で声掛けできないこと)」よりも

声掛け案件がいない不安の方が大きくなっていた。



1時間さまよった頃、

待望のソロ女性(スト値5.5)が正面から歩いてきた。
※スト値はpinoさんのブログを参考にできるだけ客観的に判断

どっと汗が噴き出る。

『あれ、なんて声掛ければいいんだっけ?』

頭の引出しに詰め込んだオープナー(声掛け内容)が、

ガッチガチに固まって取り出せない。

何も出てこない...

どうする...

でもこれを逃したら次の案件が見つかる補償なんてない...

ゴクリ

覚悟を決める...



「コンバンハ!」

記念すべき第一声。

震え声、半端な笑顔を添えて。



「え、あ、はい」

「いま何してたんですか?」

「コンビニ寄って帰ります」


「そうなんだ!」

「俺友達と20時から約束あるんだけど、それまで少しお茶しない?」

「あの私結婚してるんで...」


「えっそうなんだ!ごめんね、ありがとう!」


・・・


いやー初めてにしては良くやった!

地蔵しなかったのは上出来だろう!

しかし現場に安西先生がいたらこう言うだろう。

「まるで成長していない...」

これじゃその辺の酔っ払いとなんら変わらない。

それほど低レベルな声掛けだった。

何のために勉強してきたんだ。

スマホのメモを見直し、気を取り直して再び歩を進める。



15分ほど練り歩く。

2人目がいた!スト値5といったところ。

一度すれ違い、Uターン。

斜め前に出たところで、

「こんばんは!」

「びっくりしたーなんですか?」

「いま通り過ぎた時、タイプだったから戻ってきたんです」

「すみません、すぐそこで旦那待ってるんで」


「!!ごめん、じゃあねw」



さすがに冷や汗出た(笑)

周りを良く見て声掛けしないと

こういうこともあるのか。



歩き疲れたのと緊張で口が乾ききってしまった。

喉を潤すため行きつけのビアBarへ。

30~40代がメイン層のBarだが、

店内には珍しく20代の若い男性が1人。

これが運命の出会いとなる。



Barのカウンター席に座り、

樽生のエールビールを注文。

1つ離れた席に座っていた

ハットをかぶったイケメン(以後ハトメン)に話しかける。



聞くと同い年、共通の友人もいるみたいだった。

ハトメンも女性との出会いを飢えていたらしく、

すぐに意気投合。

ヤギ「俺が声掛け全部するから着いてきて!」

ハトメン「オッケーw」


出会って1時間でナンパコンビ結成(笑)



会計はせず、Barのマスターに

「すぐ戻ります」

と告げ、出陣!



先ほどソロをしていて思ったこと。

ソロ女性がめちゃくちゃ少ない。

1人でふらっと飲みに来るような女性が本当にいない。

ほとんど2人、もしくは3人組。

田舎あるある?なのかも。

こんな状況だったから

即席でもハトメンとコンビを組めたことで、

声掛けできる対象がグンと増えた。



追い風は続き、

1次会終わりで移動するためなのか、

ストリートが賑わっている。

早速1組声掛けするも、

もう帰りますとタクシーに逃げられる。

しかしまだまだ2人組はいる。

元気が出る。



少し歩くと、

黒髪に花柄ワンピースのスト値5.5(以後5.5)と、

ショートカットにノースリーブのスト値5(以後5)

の2人組発見。

どちらも悪くないし、ファッションはドストライク。

迷わず行く。



ヤギ「こんばんは!」

5「・・・」


ヤギ「こんばんはw」

5「・・・こんばんはw」


ヤギ「なにニヤニヤしてんの?w」

5「してないw」


ヤギ「俺の顔ブサイクだから笑ってんでしょ?失礼だねw」

5「そんなこと言ってないw」




手応えあり!

ガールズの酔いが良い感じなおかげか?



ヤギ「仕事帰り?」

5.5「うんw」


ヤギ「一緒じゃん!2件目探してんでしょ?」

5.5「そうだよ~」


ヤギ「俺ら結構忙しんだけど、特別に1杯だけ付き合ってあげるよw」

5.5「なにそれw声掛けてきておいて?w」

ヤギ「細かいことはいいからw行こ!」



祝!初連れ出し!



さっきまで飲んでいたBarに戻り、テーブル席へ移動。
オセロ式で座る。

 ハト 5.5
  ●  ○
----
テーブル
----
 ○   ●
 5  ヤギ

※オセロ式=↑のように男女が正面&隣合わせになるように座る。


・5
20代後半、病院内勤務、綺麗系、スレンダー

・5.5
30代前半、病院内勤務、可愛い系、標準体型


初日から連れ出せると思ってなかったこともあり、

勝利の美酒とばかりに酒が進む進む。

思考能力低下、

ラポール形成のために用意した会話も全部飛んでしまった(笑)



とりあえず恋愛工学の教えである

『7:3で女性に話させる』

『ネグ(いじる)って主導権を握る』

だけは最低限意識。



元々Sっ気の強いヤギにとって、

ディスは得意分野。

女性陣の笑いも絶えず、楽しそうにしている。

途中から1:1で会話するようになり、

5.5とエロトークしたり、

隣の5からボディタッチされながら恋愛トークしたり。

あれ?

初連れ出しに留まらず、

初即(即日エ〇チ)あるんか?!

なんて思ったけど(笑)

現実は甘くなくて。



「私たち〇〇から来てるから、タクシーでワリカンして帰るんだー」


〇〇...中々遠いところから来てるじゃん...

セパレート(1:1に分かれること)は困難と判断し、

LINEを交換して解散。

女性陣から「また絶対飲もう♪」

とのお言葉があったから、

とりあえず次に繋がる出会いにはなった。



【振り返って】

■良かった点

・地蔵しなかった

・相棒ができた

・タメ口で話しかけられた

・主導権を握った状態で関係構築できた



■悪かった点

・オープンが適当すぎる

・グダ(結婚してます、帰ります等)に対し、すぐ引いてしまった

・セパレートに移るのが遅い

・自分飲みすぎ

・相棒を生かしきれなかった



■総評
デビュー戦として

結果だけ見ると上々だったが、

内容はさんざん。特にオープナー。

もっと自然に話しかけ、

笑わせ、

グダをいなし、

自分の価値を示さなければ。

また早い段階で

時間設定したセパレート打診(1時間後に合流しようとか)

も可能だったはず。

まだまだ手際が悪い。次回に活かしたい。



翌日5.5からアポ打診(デートの誘い)が来た。

準則狙いたい。